大人の場合 その2 自閉症スペクトラム障害かも?と思ったら(3)
さて、相談すると決めたならどこに相談すればいいか?、はたまたいきなりクリニック等を訪ねるか。
実は、精神的にまだ余裕がある場合は、いきなり医療機関を訪ねるのは現状あまりおすすめできません。
まだまだ発達障害を診察できる医療機関は少なく、どこも予約でいっぱいの状態です(2010年時点)。
受診が必要な状態なのかどうか?どこの医療機関が適当なのかなど相談機関に相談してからの受診がおすすめです。
ただ、今現在、とても精神的に困っていることがある場合は迷わず手近なクリニックを受診した方が良いでしょう。二次障害の鬱や不安障害等の治療は発達障害に詳しくないクリニックでも可能ですし、受診した医療機関経由で、専門の医療機関を紹介してもらえる場合もあります。
さて、大人(18才以上)の場合の相談先には次のような機関があります。
- 市町村の保健センター等
- 保健所
- 発達障害者支援センター
電話相談、面接相談がありますが、やはり面接相談に出向くのが確実です。(予約制の場合が多いです)
機関によっては発達検査も可能な場合があります(設置する自治体等による)し、必要に応じて医療機関の紹介もしてくれます。
(...というより、これらの機関が発達障害を診察・診断できる医療機関を把握しているのです。)
特に発達障害者支援センターは、設置数が少ないのが難点ですが、自閉症スペクトラム障害関連にはつよいので利用価値は大です。
いずれの機関に相談する場合にせよ、困っていることをメモ等にまとめていくとよりスムーズな相談に結びつきます。
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投稿者:狸穴猫
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